ニュース

2023.01.01
飯田会長 新年のご挨拶
2023年、明けましておめでとうございます。
昨年末、RAJの会長を拝命しました飯田淳平です。就任して1か月。
まだまだこれからです、どうぞよろしくお願いいたします。
年の初めにあたり、現会員の皆様には「RAJに入会して良かった。」と思っていただけるように、まだ入会されていない皆様には「RAJに入ってみたい。」と思っていただけるように、RAJの存在意義やRAJにできることをあらためて考えています。
先日、カタールW杯が閉幕しました。
惜しくも目標であったベスト8進出とはならなかったものの、日本代表チームの活躍は記憶に新しいことでしょう。
過去のW杯以上にプレーの強度が高くなり、よりハイスピードなサッカーが展開されていました。サッカーの進化とともに、審判員を取り巻く環境も進化しています。
審判員間の円滑な意思疎通を目的としたコミュニケーションシステム、映像を用いて判定を補助するビデオアシスタントレフェリー、スピーディーかつ正確にオフサイドを判定する半自動オフサイドシステム等が導入され、今日に至っています。
しかしながら、これらのシステムを用いた試合はごくわずかであり、最新のテクノロジーを用いた試合であっても、最終判定を下すのはフィールド上の審判員、つまり人間であることに変わりはありません。
多くのプレッシャーがかかる中、審判員には同時にいくつもの力が求められます。事象を正しく判定する力、その判定に説得力をもたせる力、選手や観客を納得させる力など、最大限の努力が必要です。
人間である以上、どんなに努力をしていてもミスは起こります。そのようなときに、他者からのアドバイスや、審判仲間の存在は、自らを振り返り、ミスを乗り越えるための大きな力となるでしょう。
多くの人と意見交換をしたり共にトレーニングをしたりできることも、私たち審判員の支えとなり、モチベーションにつながっています。
RAJとしては、今まで以上に、各サッカー協会の審判委員会と連携させていただきながら、審判員・審判指導者のフラットなつながりを大切にする組織でありたいと考えております。ワッペンの色や審判経験年数等にとらわれることなく、審判活動での経験を共有したり情報交換したりすることによって、「サッカーの審判をやっていて良かった。」、「現役審判員のレベルアップに寄与できて良かった。」と、思っていただける組織運営をしていきます。引き続きコロナウィルス感染防止に努め、オンラインでのイベント等を企画し、会員の皆様とのつながりを大切にしながら、RAJがより良い組織となるよう、皆様と前に進んでいければと思います。
そして、交流会等で顔を合わせる機会も大切にしていきたいと思っています。より良いRAJを共につくってくださいますよう、よろしくお願いいたします。
そして、この2023年が会員のみなさま、ご家族、友人にとって、素敵な1年となりますよう、ご祈念申し上げます。
2023年1月1日
一般社団法人日本サッカー審判協会 会長 飯田淳平